整形外科と超音波検査

2013年10月27日

院長ブログ更新しばらくサボっておりました! 色々なことに追われ、なかなか更新できませんでした。

さてさて、今日は名古屋へ関節エコーのハンズオンセミナーへ行ってまいりました。整形外科疾患の画像診断のファーストチョイスとして単純X線写真が広く普及しており、詳細な画像診断にはCTやMRIが用いられてきました。しかし近年、装置のデジタル化、高周波化により画質が飛躍的に向上してきた超音波診断装置普及しつつあります。リアルタイムに運動器の損傷状態、動的な異常、血流、組織弾性を評価することが出来る超音波画像診断装置は、整形外科診療にとって必要不可欠なモダリティとなりつつあります。具体的には肩腱板断裂などの腱損傷、捻挫などの靭帯損傷、肉離れ等の筋肉損傷、野球肘などの骨軟骨損傷などの診断に用いられます。さらに、最近はドップラー画像を用いて関節リウマチの滑膜炎の観察も行われるようになりました。

エコーの利点は、低侵襲(痛みを伴わない)、MRIなどど比べ検査費用が安い、リアルタイムに結果がわかる。と今や整形外科医の聴診器とも言われるようになっております。他人の手技を見ることにより、我流の技術習得のみでは気づかない検査のコツや、新しい知識が習得でき、有意義な5時間でした。

そして、セミナー終了後は、名古屋駅ホームの立ち食いきしめん屋さんをいただき、新幹線に飛び乗りました。個人的には一番おいしいきしめん屋さんと思うのですが…。