慢性疼痛カンファレンス

2016年05月20日

昨夜は診療後、内科系の先生が集まる勉強会へ呼んでいただき、「プライマリーケアにおける慢性疼痛管理」というお題で講演させていただきました。

整形外科はさまざまな「痛み」を訴えた患者さんが毎日来院されます。通常、「痛み」はからだの危険信号的役割を果たし、大切なサインなのですが、何らかの理由で痛みが長期化し、慢性的な痛みになることがあります。そんな慢性疼痛をわれわれ整形外科医は診察する機会が多いのです。慢性疼痛をどのように診察し、治療しているかを整形外科以外の先生にもわかりやすくお話しさせていただきました。慢性疼痛における運動療法の重要性や、最近さまざまな薬物療法も登場しました。そんな多くの薬の使い分けや注意点などを約1時間ほどお話しました。

「痛み」のコントロールは整形外科のみならず、どの診療科でも関わってきます。私の拙い話が他の先生の日常診療に少しでも役立ち、一人でも痛みに苦しまれている患者さんが楽になれればなあ、と思う一日でした。