白玉団子論争

2017年02月08日

給食の「白玉団子」詰まらせ死亡、両親の賠償請求棄却

最近、子供の痛ましい事故のニュースを目にすることが多く、子を持つ親としても本当に胸が痛みます。亡くなられた子の無念さや、親の気持ちを考えるといたたまれない気になります。特に最近論議を呼んでいる「白玉団子裁判」の問題は特に考えさせられました。

特にネット上では訴訟を起こした親を非難する声が多いようです。明らかな不慮の事故で学校に責任を問うのはいかがなものか。とか、良く噛む教育を行わなかった両親にも責任があるとか。 まあ、そのような意見も理解できな訳ではありませんが、ある日突然元気だったわが子を亡くした親からしてみれば、その気持ちのやりばがなく苦悩されての行動だと思います。大切なことは、このような事故が今後起きないようにするために建設的な議論をすることではないでしょうか。乳幼児は喉に詰まらせる様な食品を食べさせないことや、小学生でしたら良く噛んで食べるか、小さく切って食べることの重要性を改めて周知させることも大切だと思います。今回の事故を聞き、多くの人が「小学生が白玉団子1つで死に至ることがあるのか!!」と驚いたはずです。私も他人事ではないと思いました。そういう意味で「訴訟」という手段の是非はさておき、世の中に広く発信することによって多くの人がこの事故を知ることになり、大きな意義はあったかと思います。一番辛い思いをしている両親を責めたてるのではなく、どんな思いでこのような行動に出たかを少しでも共感し、親の苦しみを分かち合えるような優しい社会であってほしいですね。