リウマチ講演会

2013年01月26日

 今日は、午前の診察の終了後、即新幹線に飛び乗り東京へ。関節リウマチの講演会に行ってまいりました。関節リウマチの最新治療情報や、生物学的製剤、リウマチ治療における医療経済学的視点の重要性など、多岐にわたる講演でした。全国から600人ほど集まり会場は熱気に包まれておりました。

 関節リウマチは、以前のような痛み止めやステロイドを中心とした「対症療法」から、免疫反応を抑制するメトトレキサートや炎症性サイトカインを抑制する生物学的製剤の登場で大きく進歩しております。したがって、初期から適切な治療が行われれば、関節の大きな変形や機能障害も阻止できるようになってきました。しかし、これらの最新治療を受けるには多くの治療費がかかるのも現実です。医療費負担ができず、残念ながら治療を受けれなかったり、就業が困難な方もおられるのが現実です。今後は、いかに関節リウマチが初期段階で診断され、誰でもが、どこででも、等しく、最善のリウマチ医療が受けられる医療体制の構築が必要かと思います。

 東京は雲一つない快晴でしたが、神戸に到着すると、吹雪になっておりました。みなさん、寒さに気を付けて、雪による転倒にも十分気を付けてくださいね。

中神クリニック
西神中央、西神南の整形外科
神戸市西区狩場台3-9-8