MRI検査とは

MRI装置(核磁気共鳴画像診断装置)とは磁気によって体の様々な部位を画像化できる 装置です。
MRI装置の特徴はあらゆる部位を任意の方向で断層像として得られますので、さまざまな疾患の診断に対して有効です。特に整形外科領域の疾患(脊椎、関節、靭帯など)に関しては、非常に高い診断能力を発揮します。また、X線を用いない装置ですので被爆の心配もありません。当院のMRI装置はトンネル部分が大きく開いたオープンタイプを採用しており、閉所恐怖症の方や、お子様、高齢者の方などでも安心して検査が受けられます。また、お子様の検査時には付き添っていただくことも可能です。

MRI検査でわかる疾患

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、骨軟部腫瘍、変形性関節症、各種靭帯・腱損傷、X線写真で診断困難な骨折の診断、脳腫瘍、脳梗塞 など

MRI検査の流れ

  1. 診察

    診察を受けていただき、MRI検査の適応がある方には検査のご説明、同意書の署名をしていただき、
    検査予約をお取りします。早ければ当日、遅くとも数日以内で撮影可能です。
    (医療機関以外は電話での予約は受け付けておりませんので、まずは医師の診察を受けて下さい。)

  2. 検査当日

    検査予約時間の10分前には来院して下さい。検査所用時間は約30~40分です。
    受付にてMRI検査で来院した事をお伝え下さい。

  3. 検査前

    MRI室にお越し下さい。更衣室にて検査着に着替えていただきます。

  4. 撮影室入室

    撮影室へご案内します。検査台の上に寝ていただき撮影いたします。

  5. 検査開始

    検査が始まると少し大きめの音がします。騒音対策として音楽を流しながら検査を進めていきます。
    検査中は、マイクやブザーなので、常に外部と連絡が取れる状態になっていますのでご安心下さい。

  6. 検査終了

    検査が終了しましたら着替えていただき、受付にて検査が終了したことをお伝え下さい。

  7. 検査結果の説明

    当日または、後日検査結果の説明をさせていただきます。

検査費用の目安

健康保険適用で、3割負担で約4,500円、1割負担で約1,500円です。
 (その他に、初再診料等が必要です)

オープン型MRIの特徴 

安全・低騒音。解放感あり、検査もらくらく
  1. 従来型(トンネル型)MRIと比べ開放性に優れたオープンMRIは、閉塞感から来る患者さんのストレスを大幅に軽減しています。

  2. 通常は20〜30分程度横になっているだけで、全く苦痛も無く検査は終了しいます。

  3. X線は使用しないので、被ばくの心配はありません。

  4. MRI特有の検査時の騒音も小さくなっています。

  5. 最新技術により、様々な部位や疾患の検査において幅広い診断情報を提供できます。軟部組織や病変部とのコントラストを明確に描出でき、血管を描出することもできます。