神戸市認知機能検診が始まります。

2019年01月26日

認知症の人にやさしいまち『神戸モデル』事業の1つ、認知機能検診がはじまります。
この制度は、認知症の高齢者らが起こした事故で家族らに多額の賠償金が請求されるケースで、その賠償金や被害者への見舞金を市が負担する制度です。我々神戸市の市民税が一律400円アップし、そのお金を財源としています。全国自治体で初の取り組みで多方面から大変注目されている制度でもあります。

皆さん、覚えていますでしょうか?平成19年に愛知県大府市で認知症の高齢男性が電車にはねられ死亡したニュース。JR東海は家族に約720万円の損害賠償を求め提訴。最高裁で敗訴したが、判決は家族が賠償責任を負う可能性にも言及していました。損害を受けた側にすると、責任が認められなければ補償がないという課題も浮き彫りとなりました。

この制度を利用して、万一の際に補償を受けるためには認知症検診で認知症の診断をされなければいけません。検診には2段階あり、まず第1段階の医療機関で認知症の疑いがあるかどうかをチェックします。認知症が疑わしく、さらなる検査が必要な場合は第2段階の医療機関を受診します。精密検査の結果認知症の診断となれば賠償責任保険等の制度対象者となります。

当院は第1段階の医療機関です。問診や改定長谷川式簡易知能評価スケールといった認知症検査等を行い認知症の疑いの有無を判断します。認知症が疑われる場合は第2段階の医療機関へ当院から紹介いたします。当院では、当面の間午前のみ認知機能検診を行います。また人員等の問題もございますので予約制にさせていただきます。当院で第1段階検診ご希望の方は、受診券がお手元に届きましたらまずは電話で予約してください。

この制度が定着し、認知症の方や、その家族の方が安心して暮らせる神戸になることを願います。そしてこの取り組みが全国に広がればいいですね。

 

制度の詳細は、下記のサイトをご覧ください。

認知症の人にやさしいまち『神戸モデル』 神戸市特設サイト